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2008 年度 研究成果報告書

中国国有企業の経営目的関数と雇用調整速度の推定:状態空間モデルによる計量経済分析

研究課題

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研究課題/領域番号 19730160
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 経済統計学
研究機関神戸大学

研究代表者

橋口 善浩  神戸大学, 大学院国際協力研究科, 助教 (40432554)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
キーワード応用計量経済学
研究概要

本研究は,中国における国有企業の業績悪化や過剰労働増加の原因を,同企業の経営目的と雇用調整に着目して,実証的に明らかにすることを試みたものである。
計量分析の結果,国有企業の業績悪化は,主として,(1)国有企業改革をしたにもかかわらず同企業の雇用調整が迅速化しなかったこと,(2)同企業の経営目的が「利潤の増大」ではなく「従業員の収入増大」を重視する方向へとシフトしたことにあり,これらの要因によって企業内の労働費用が増大し業績の悪化や過剰労働の増加を招いたという結論を得た。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 中国の国有企業改革と雇用調整速度の経年変化:状態空間モデルのベイズ推定2009

    • 著者名/発表者名
      橋口善浩
    • 雑誌名

      国際協力論集 17(2)

  • [雑誌論文] China's Reform of State-Owned Enterprises and Their Speed of Employment Adjustment2008

    • 著者名/発表者名
      Hashiguchi Yoshihiro
    • 雑誌名

      Journal of International Cooperation Studies 16 (1)

      ページ: 185-198

  • [雑誌論文] 中国国有企業の経営目的関数の推定2008

    • 著者名/発表者名
      橋口善浩
    • 雑誌名

      アジア経済 48 (12)

      ページ: 30-40

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-10   更新日: 2016-04-21  

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