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2008 年度 実績報告書

中国におけるエコラベルに関する経済分析

研究課題

研究課題/領域番号 19730175
研究機関広島市立大学

研究代表者

瀋 俊毅  広島市立大学, 国際学部, 講師 (10432460)

キーワードエコラベル / ISO14001 / 中国 / 企業 / 企業特徴
研究概要

本研究は、平成19年度から3年計画で、中国におけるエコラベルに関する経済分析を最終目的としている。平成20年度には、研究実施計画の通り、中国における企業が中国エコラベルまたはISO14001 (国際標準規格14001) を認証する行動に影響を及ぼす要因について、アンケート調査および計量分析を行った。具体的な手段および結果は以下のように列記する。
1、調査の概要
平成20年9月-10月の期間に、上海を含む長江デルタ地域に立地している製造業の270社の企業に、面接方式で調査を実施した。270社の企業の抽出は、規模や業種などの偏りを考慮したうえで行われた。
2、得られた主な結果
1) 中国資本のみの企業より、外国資本がある企業の方はエコラベルまたはISO14001を認証する確率が高くなる。
2) 市場競争が厳しくなればなるほど、企業がエコラベルまたはISO14001を認証するインセンティブは高くなる。
3) 製品のオリエンテーションに関して、海外市場向けの企業は、中国の国内市場向けの企業と比べて、エコラベルまたはISO14001の認証に対するインセンティブが高くなる。
4) 企業の規模は、その企業がエコラベルまたはISO14001の認証行動に強い影響を与える。
5) 上場企業であるか否かに関する要因は、エコラベルまたはISO14001の認証行動に影響を与えない。
6) 企業の主要顧客がどのような企業であるかに関する要因は、ISO14001の認証に影響を及ぼすが、エコラベルの認証と無関係である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] What determines Chinese firms' decision on implementing voluntary environmental schemes?2009

    • 著者名/発表者名
      藩俊毅
    • 学会等名
      上海交通大学政策研究セミナー
    • 発表場所
      上海交通大学
    • 年月日
      2009-02-20

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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