研究課題
若手研究(B)
本研究では、途上国において特徴的な賃金形態である現物賃金に着目し、効率賃金仮説の栄養モデルの妥当性を検証することを試みた。まず、理論分析を通じてモデルの新たな検証方法を提示し、それに基づいて分位点回帰と呼ばれる統計的手法による実証分析をおこなった。データには、インドネシアの中央統計局から利用許可を得た労働統計と中小企業統計のミクロデータを用いた。分析結果は、本研究が予測した通り、効率賃金仮説の栄養モデルの妥当性とモデルにおける現物賃金の重要性を裏付けるものとなっていた。
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長崎県立大学論集 43巻
ページ: 87-120
長崎県立大学論集 42巻
ページ: 29-51
ページ: 129-150