| 研究概要 |
分析結果は以下の2つの雑誌に2009年度中に公刊された:
1.An Extremely Low Interest Rate Policy and the Shape of the Japanese Money Demand Function : A Nonlinear Cointegration Approach, Macroeconomic Dynamics, 2009, 13, 553-579
2.On Empirical Implications of Highlv Interest-elastic Money Demand : A Note, Hitotsubashi Journal of Economics, 2009, 50, 29-34(一橋大学経済学研究科 斎藤誠教授との共著)
Macroeconomic Dynamicsは国際的に非常に評価の高い経済専門誌であり,分析手続きの方向性は間違っていないことが確認出来た.現在は,米国の実質貨幣需要関数の形状を同様の分析手続きで推定し,低金利下の金融混乱期における貨幣需要関数の日米比較を行っている段階にある.また, Hitotsubashi Journal of Economicsは日本では非常に歴史のある英文雑誌であるが,本論文では低金利下の貨幣需要関数の政策的なインプリケ一ションを理論的,実証的に検証していることが評価されたものと考える.
なお,上記2つの論文の分析内容をさらに発展させた研究を一橋大学経済学研究科の斎藤誠教授と行っているが,その分析内容はすでに以下の論文としてまとめられており,今年度は學会での発表を企図している.
3. On the On the comparison of alternative specifications for highly interest-elastic money demand : The case of extremely low-interest rate regimes in Japan
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