研究課題
若手研究(B)
本研究では未開拓の資料を基に20世紀初頭のイギリス巨大銀行の企業統治的・戦略的特徴を新たに発見した。(1)実力主義に基づいて抜擢された少人数の強力な経営陣が吸収した銀行行員の士気に配慮した労務管理を行いながら行内調和と成長の達成を目指していたこと。(2)海外業務に対して銀行はその拡大を志向したが、一元的に管理する組織を設けず、また長期的な戦略を持たなかったこと。(3)長期にわたる中央銀行の対立が銀行経営に影響したことなどである。
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