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2008 年度 実績報告書

牡蛎トレーサビリティ・システム導入方法論の構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19730260
研究機関石巻専修大学

研究代表者

益満 環  石巻専修大学, 経営学部, 准教授 (10347891)

キーワードトレーサビリティ / トレーサビリティ・システム / 情報システム / 導入方法論 / IDEFO / 牡蠣パック加工業者 / 牡蠣 / 食品偽装
研究概要

食品の信頼性確保の一手段としてトレーサビリティ・システムの導入が急速に進む中、宮城県石巻地域においても宮城県産生かきトレーサビリティ情報システム (以下、牡蠣トレーサビリティ・システムと記す) が稼動している。しかしながら牡蠣トレーサビリティ・システム導入プロジェクトの多くで導入期間が長期化したり、経済的・人的問題によりプロジェクト半ばで目的を達成することなく頓挫するケースが発生している。そこでトレーサビリティ・システム導入プロジェクトを成功させるための推進手順を詳細に網羅した牡蠣トレーサビリティ・システム導入方法論を構築した。本年度の研究実績は以下のとおりである。(1) 昨年度に続きトレーサビリティ・システム導入方法論についてシステム・ベンダーなど牡蠣パック加工業者のパートナー企業を訪問し、ヒアリング調査を行った。(2) 同時に地元牡蠣パック加工業者についてもすでに牡蠣トレーサビリティ・システム導入済みの企業に対して導入方法論をヒアリングにより調査した。(3) 導入方法論の正当性および有効性を検証し、IDEF (Integration DEFinition) 0による牡蠣トレーサビリティ・システム導入方法論を構築した。IDEFOにより、同システムを導入する企業にとって必要不可欠な活動とその活動を実行するために必要な様々な情報を表現することで、これまで詳細化されていなかった導入手順をより現実的で詳細に表現できた。本研究で構築したモデルは、今後牡蠣トレーサビリティ・システムの導入を進める企業にとって有効なリファレンスモデルとなりうる。本導入手順を参考に企業の現状の姿 (AS-ISモデル) から企業の達成目標や組織構成、導入予算等の制約条件を考慮しつつ、企業のあるべき姿 (TO-BEモデル) を作成することが容易になると考える。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (6件)

  • [雑誌論文] An Empirical Study on Oyster Traceability Information System in Japan2009

    • 著者名/発表者名
      T.Masumitsu
    • 雑誌名

      Bulletin of Ishinomaki Senshu University 20

      ページ: 99-108

    • 査読あり
  • [学会発表] Description of Miyagi Oyster Traceability Information System Implementation Process by IDEFO2009

    • 著者名/発表者名
      T.Masumitsu and K.Yasuda
    • 学会等名
      Asia Pacific Conference on Information Management 2009
    • 発表場所
      Beijing (Peking University)
    • 年月日
      20090327-29
  • [学会発表] 宮城県産生かきトレーサビリティ情報システム導入手順のモデル化2008

    • 著者名/発表者名
      益満環、安田一彦
    • 学会等名
      第41回日本経営システム学会全国研究発表大会
    • 発表場所
      立命館大学
    • 年月日
      20081206-07
  • [学会発表] 食品トレーサビティ・システムの開発動向2008

    • 著者名/発表者名
      益満環、安田一彦
    • 学会等名
      経営情報学会2008年秋季全国研究発表大会
    • 発表場所
      東北大学
    • 年月日
      20081108-09
  • [学会発表] Oyster Traceability Information System for Safety Management in Japan2008

    • 著者名/発表者名
      T.Masumitsu and K.Yasuda
    • 学会等名
      The 13 th Annual International Conference on Industrial Engineering Theory, Applications & Practice
    • 発表場所
      Honolulu (JAIMS)
    • 年月日
      20080907-10
  • [学会発表] Oyster Traceability Information System for Safety Management in Japanese Marine Products Industry2008

    • 著者名/発表者名
      T.Masumitsu and K.Yasuda
    • 学会等名
      JAMS/JAIMS International Conference on Business & Information 2008
    • 発表場所
      Honolulu (JAIMS)
    • 年月日
      20080902-03
  • [学会発表] 牡蠣ユビキタストレーサビリティシステム実証実験に関する一考察2008

    • 著者名/発表者名
      益満環、安田一彦
    • 学会等名
      経営情報学会2008年春季全国研究発表大会
    • 発表場所
      関東学院大学
    • 年月日
      20080607-08

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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