研究概要 |
(1) 本研究は,連結決算を中心とする会計制度への移行を契機として,日本企業が連結ベースでの企業価値最大化を経営目標とするグループ経営へと移行した事実を鑑みて,こうした環境変化に企業がどのように対応しているのか,グループ再編によってもたらされた経済的帰結を財務的視点から明らかにしようとするものである。 (2) 具体的には,このような経営行動が証券市場においてどのように評価されているのか,とりわけグループ再編が企業価値創造をもたらしているのかを実証的に明らかにしようとするものである。また,企業価値創造を目的としたマネジメント・システムがどのように構築され,実践されているのかを明らかにしようとするものである。
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