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2007 年度 実績報告書

グローバル戦略製品の開発とマーケティング-マス・カスタマイゼーション研究の応用-

研究課題

研究課題/領域番号 19730287
研究機関桜美林大学

研究代表者

臼井 哲也  桜美林大学, ビジネスマネジメント学群, 講師 (60409422)

キーワードグローバル製品 / マーケティング / 多国籍企業 / グローバル・マーケティング / 製品開発
研究概要

本年度は当初の計画通り、理論的に導出された命題を再解釈するために企業現場の観察を実施し一定の成果を上げることができた。成果の一部は、学会報告および学会誌掲載論文として19年度中に公表している。以下に研究実績の詳細を示す。
19年度はグローバル戦略製品の開発とマーケティングを遂行する企業組織の実態について事例研究を行った。対象はグローバルな活動範囲を構築している多国籍企業の事業部とした。具体的には住友スリーエム社の自動車産業システム事業部および文具・オフィス事業部、日本ヒューレット・パッカード社のデスクトップ事業部、そして資生堂の中国事業部である。合計約20回を数えるインタビューおよび現地訪問調査(工場、研究所、販売現場等の観察)を通じて多くの有益なデータを入手することができた。尚、調査においてはケーススタディの方法論を十分に吟味し、学術的に頑健性を伴ったデータの収集に努めた。
入手したデータは、グローバル市場全体において立地に関わらずその有効性を発揮する要素技術(部材、コンポーネント)と現地国市場ごとに異なる要請を高い次元で統合した製品群を開発、生産、販売するためには、調査者が提唱する「グローバル・マス・カスタマイゼーション能力」が大きく貢献していることを示している。とりわけ、グローバル製品群の開発あるいは改良、マーケティング活動を効果的かつ効率的に遂行するには、本社一子会社間のマーケティング部門間における緊密な調整行動が大きく貢献していることを発見することができた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] グローバル市場へのアプローチ-組織能力研究の意義-2008

    • 著者名/発表者名
      臼井哲也
    • 雑誌名

      異文化経営研究 第4巻

      ページ: 20、38

  • [学会発表] グローバル・マス・カスタマイゼーション研究-探索的な事例検討と分析フレームの再考-2007

    • 著者名/発表者名
      臼井哲也
    • 学会等名
      国際ビジネス研究学会第14回全国大会
    • 発表場所
      高崎経済大学
    • 年月日
      2007-10-28
  • [学会発表] グローバル市場へのアプローチ-組織能力研究の意義-2007

    • 著者名/発表者名
      臼井哲也
    • 学会等名
      国際ビジネス研究学会第50回関東支部報告会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2007-09-14
  • [学会発表] グローバル・マス・カスタマイゼーション研究の方向性2007

    • 著者名/発表者名
      臼井哲也
    • 学会等名
      日本商業学会第57回全国大会ワークショップ
    • 発表場所
      甲南大学
    • 年月日
      2007-05-25

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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