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2008 年度 実績報告書

オンライン空間における消費者のコミュニケーションとアイデンティティに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19730295
研究機関近畿大学

研究代表者

玉置 了  近畿大学, 経営学部, 講師 (40434849)

キーワードアイデンティティ / 購買意思決定 / 情報探索 / 消費者行動 / ファッション
研究概要

本年度は, 研究課題の中でも, 消費者のアイデンティティ形成という行為そのものを掘り下げる研究を行った。携帯電話や衣服という現代人の誰もが体験する消費において, 消費者はいかにしてアイデンティティを形成するのかということを検討し, それが消費者の購買行動, とりわけ情報探索に与える影響を実証した。論文「消費者のアイデンティティ形成意識と製品評価」では, 携帯電話の消費を通じて消費者はどのようにアイデンティティを形成するのかということを主眼に研究を行い, 消費者のアイデンティティ形成には4つのスタイルが存在すると言うことを明らかにした。また, そのスタイルによって, 消費者の携帯電話に対する製品評価が異なるということを明らかにしている。さらに, 未発表論文では, 先に明らかにした4つのアイデンティティ形成スタイルを衣服の消費に適用し, 衣服によるアイデンティティ形成スタイルの違いが, 消費者の衣服の購買における情報探索, 属性評価, 購買業態の選択に差異をもたらすということを明らかにしている。この研究については, 学会にて報告を行い, その成果をもとに現在執筆中である。本年度の研究の成果は, 消費者のアイデンティティ形成には4つのスタイルが存在するということが明らかとなり, 消費によるアイデンティティ形成という行為をより精緻にとらえることができるようになったことである。また, アイデンティティ形成意識のあり方によって購買行動が異なってくるということが明らかになったことも成果の1つであると考えている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 消費者のアイデンティティ形成意識と製品評価2008

    • 著者名/発表者名
      玉置了
    • 雑誌名

      商経学叢(近畿大学商経学会) 第54巻第3号

      ページ: 209-226

  • [学会発表] 消費者のアイデンティティ形成意識と購買行動2008

    • 著者名/発表者名
      玉置了
    • 学会等名
      商品開発・管理学会第11回全国大会
    • 発表場所
      九州産業大学
    • 年月日
      2008-10-25

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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