• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

ゴーイング・コンサーン監査のための企業継続能力評価モデルの構築と実証

研究課題

研究課題/領域番号 19730303
研究機関青森公立大学

研究代表者

及川 拓也  青森公立大学, 経営経済学部, 准教授 (00341743)

キーワードゴーイング・コンサーン監査 / 倒産予測モデル / 生存時間分析 / 比例ハザードモデル
研究概要

1. 比例ハザードモデルの共変量の検討
モデルの前提である比例ハザード性(時間に関係なくハザード比が一定)を満たす共変量(財務指標)について検討し、財務困窮企業の財務指標の特性(財務指標が似たような値をとること、異常値・欠損値が多いこと)と、財務指標そのものの特性(連続変数であること)が、その前提の成立を困難にさせていることが明らかとなった。また、財務困窮企業が倒産に至るまでにはいくつかの段階を経ることと、段階ごとに有意な変数が異なることが明らかとなった。次年度では、サンプルセレクションを精緻化し、検討すべき財務指標の数を増やして、引き続き検討を行う。併せて、財務困窮企業が経験するいくつかの段階とタイミングを特定し、段階ごとに共変量の検討を行う。
2. 倒産の可能性の高い状態の検討
財務困窮企業のみをサンプルとする本研究では、財務困窮企業の定義、範囲をどのように設定するかが重要になる。そこで、倒産企業のZスロア(財務困窮状態を示す指標)を調査したところ、倒産企業の倒産直前期のZスコアが相当低い値(財務困窮度が相当悪化した状態)であることと、さらに数期前からその状態が継続していることが明らかとなった.
加えて、国際学会に参加し、最新のモデルを用いた実証研究など関連する研究の国際的な動向を調査した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] ゴーイング・コンサーン監査一企業継続のための監査2009

    • 著者名/発表者名
      及川拓也
    • 雑誌名

      月刊監査研究 35

      ページ: 22-27

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi