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2008 年度 実績報告書

業績報告問題と利益・業績概念-米国および国際会計基準審議会の動向-

研究課題

研究課題/領域番号 19730321
研究機関立命館アジア太平洋大学

研究代表者

牧田 正裕  立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋マネジメント学部, 教授 (60292083)

キーワード会計学 / 財務会計 / 財務報告 / 利益概念 / 業績報告
研究概要

平成19年度における「業績とは何か」という問題に関わる歴史的な動向についての検討を踏まえて、20年度は、経営者業績観と企業業績観という2つの業績観と管理可能性概念、実現原則さらにはリサイクリング(未実現保有損益の実現後における純利益計算への振替ないし再分類調整)との関係を整理しながら、純利益概念と包括利益概念の会計計算構造上の位置を整理するとともに、制度的な意味において、それらがどのような意味をもつ概念として提起されているのかについて検討した。と同時に、マネジメント・アプローチなど業績報告書の表示に関わる重要な論点についても検討を加えた。
また、業績報告をめぐる問題が国際的なディメンジョンにおいて議論されている現状に鑑み、業績報告に関する会計基準設定プロセスへの参加構造と形態(誰がどのような問題に関心をもち、当該プロセスにどのように関与しているのか)を分析しながら、IASB/FASBの共同プロジェクトとして取り組まれてきた業績報告プロジェクトにおいて、なぜ、利益ないし財務業績の「二元化」という方向性が打ち出されてきたのかについて検討を加えた。ここでは、19年度におけるFASBの関係者へのインタビュー調査の内容について検討を加えた。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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