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2009 年度 自己評価報告書

マルチステークホルダーによるガバナンスのための企業情報開示に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19730322
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 会計学
研究機関同志社女子大学

研究代表者

記虎 優子  同志社女子大学, 現代社会学部, 准教授 (50369675)

研究期間 (年度) 2007 – 2009
キーワード企業の社会的責任 / CSR / テキストマイニング / 企業ウェブサイト / 情報開示 / 定性的情報 / テキスト型データ / コーポレート・レピュテーション
研究概要

本研究では、コーポレート・ガバナンスを広義に捉えて、必ずしもエージェンシー理論に立脚することなく、多様なステークホルダーによるガバナンス・メカニズムに組み込まれたものとして企業の情報開示を捉えて、企業の情報開示のあり方を考察する。特に、こうしたガバナンス・メカニズムの一環としての企業の情報開示は、企業の戦略的動機に多分に影響を受けると思われるので、本研究では、特に、企業戦略とのかかわりにおいて企業の情報開示に影響を与える要因とその効果を解明することを目的とする。
従来、会計学研究においては、投資家(株主)以外のステークホルダーに対してはあまり関心が向けられていない。これに対して、本研究では、投資家と同程度の重要度をもってその他のステークホルダーにも焦点を当ててコーポレート・ガバナンスを広義に捉えるとともに、コーポレート・ガバナンスとのかかわりにおいて企業の情報開示のあり方を考察する。また、本研究では、通常用いられる日本語で記述されている文章で構成されているテキスト型データに着目する。そして、この種のデータを定量的に分析するための新しい手法である、テキストマイニングを利用して、企業が情報開示に取り組む戦略的動機を解明する。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2010 2009 2007

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 5件)

  • [雑誌論文] 企業のステークホルダー志向と情報開示の関係-企業ウェブサイトに着目して-2010

    • 著者名/発表者名
      記虎優子
    • 雑誌名

      環境技術 39巻2号

      ページ: 103-111

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 企業ウェブサイトにおける情報開示がコーポレート・レピュテーションに与える影響-評価者属性をコントロールして-2010

    • 著者名/発表者名
      記虎優子
    • 雑誌名

      社会情報学研究 14巻1号

      ページ: 33-45

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 企業の社会的責任(CSR)に対する基本方針が企業ウェブサイトにおける情報開示に与える影響2009

    • 著者名/発表者名
      記虎優子
    • 雑誌名

      現代ディスクロージャー研究 第9号

      ページ: 77-83

  • [雑誌論文] 企業の社会的責任(CSR)に対する基本方針による企業の類型化-テキストマイニングによるクラスター化の試み-2009

    • 著者名/発表者名
      記虎優子
    • 雑誌名

      社会情報学研究 第13巻第1号

      ページ: 17-29

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 企業の社会的責任(CSR)の一環としての情報開示志向と企業ウェブサイトにおける情報開示の関係-テキストマイニングを利用して-2009

    • 著者名/発表者名
      記虎優子
    • 雑誌名

      会計プログレス 10号

      ページ: 28-42

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 日本企業の財務情報開示水準の規定要因2007

    • 著者名/発表者名
      記虎優子
    • 雑誌名

      証券アナリストジャーナル 45巻10号

      ページ: 9-113

    • 査読あり

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公開日: 2011-06-18   更新日: 2016-04-21  

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