研究課題
若手研究(B)
本研究は、日本とドイツを対象として賃金決定ルールの変容とそれをめぐる労使紛争の実証的・理論的検討を行った。検討の結果、i)日本における「成果主義賃金」の諸形態とその矛盾、ii)日本における賃金交渉システムの変容、とくに「生産性基準原理」の後退に見られる賃金政策の変化、iiiドイツにおける賃金交渉システムの変容、とくに「雇用同盟」が契機となって進行した「生産性基準の賃金政策」から「雇用基準の賃金政策」への移行、が明らかとなった。
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