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2007 年度 実績報告書

結婚と夫婦関係の変容過程-1950年代の夫婦調査結果の分析をとおして-

研究課題

研究課題/領域番号 19730337
研究機関淑徳大学

研究代表者

青柳 涼子  淑徳大学, 総合福祉学部, 講師 (70383362)

キーワード夫婦関係 / 結婚 / 役割構造 / 勢力構造 / 夫婦関係満足度 / 配偶者選択 / 伴侶性
研究概要

本研究の目的は、1959年にアメリカの社会学者ロバート・ブラッド(Blood,R.O.,Jr.)を中心とする東京都立大学および東京教育大学の研究者グループが、東京の3つの団地住民に対して実施した「都市家族の配偶者選択及び夫婦関係調査」の個票データの再集計作業をとおして、戦後日本における結婚と夫婦関係の変容過程を再検討することにある。この調査の結果は、ブラッド著(田村健二監訳)『現代の結婚 日米の比較』(1978年、培風館)という書籍においてすでにまとめられているが、本研究は、さらに詳細な分析を行うべくこれを再入力・再分析するものである。
平成19年度中に行なった主たる作業は、以下のとおりである。
(1)先行研究の整理・検討
夫婦関係に関する役割構造・勢力構造、結婚満足度などに関する先行研究を渉猟し、整理した。
(2) 421組の夫婦(842人)の個票データのデータ・ベース化
50年間という年月を経て劣化した調査票を整理し、計7000枚を複写し、そのうえでコーディング作業を行なった。コード表の作成、それにもとづくエクセルへのデータ入力、データ・クリーニングを行ない、現在、単純集計まで終えている。
次年度は、ブラッドがこの調査の課題の1つに設定した結婚分類(見合いか結婚か)がその後の夫婦生活にいかなる差異をもたらすかという点を含み、複数の作業仮説について統計的手法によってデータ分析を行っていく。平成20年度の報告書作成に向けた検討作業が、現在、進行中である。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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