日本有数のダイビング・スポットである沖縄県慶良間海域の保全活動について調査を行った。フィールドワークとインタビュー調査を用いて、現場に赴き関係者に話をうかがった。観光化と環境保全との間に揺れる慶良間海域上の二つの自治体は、環境省などが推進する「エコツーリズム推進法」によって、海域の利用のルールを定め、観光収入の獲得と環境保全を両立しようと計画を進めている。しかし、この試みは順調には進んでいない。この理由は、自治体内での業者間、行政との間の合意、そして、沖縄本島側との交渉ともうまくは運んでいない。今後の動向に注目していく必要がある。
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