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2008 年度 実績報告書

コンピュータ支援ツールを用いた知的障害のある人との協働アセスメント方法の構築

研究課題

研究課題/領域番号 19730362
研究機関高知女子大学

研究代表者

西梅 幸治  高知女子大学, 社会福祉学部, 講師 (00433392)

キーワードアセスメント / 協働 / 支援ツール / 知的障害 / エンパワメント
研究概要

平成20年度の研究実績については、まず (1) 先行研究の動向とその整理・研究を行った。具体的には、 (1) ソーシャルワーク理論 (エコシステム視座、社会構成主義、エンパワメントなど) 、 (2) 障害者福祉(知的障害のある人をとりまく状況の理解)、 (3) コンピュータ支援ツールに関連する情報科学 (特に数量化と計算方法への知識獲得) 、 (4) 調査方法 (インタビュー法やアンケート調査法など) について幅広く渉猟し,整理を行った。特に協働アセスメントを通じて知的障害のある人のエンパワメントを促進するためには、その理論背景となるエコシステム視座と社会構成主義の関係性の検討がまず必要となる。その点については、先行研究を整理しその特性分析を終え、論文執筆を進めている。
次にコンピュータ支援ツール開発に関しては、上記の文献研究とともに、エコシステム研究会への継続的な参加と、知的障害者関連施設の利用者とそこに従事する職員などへの聞き取りを通じて、ツールを利用者と協働開発する手段・手順について整備・検討した。そこでは、開発段階からの協働の必要性を指摘している。
また知的障害のある人や家族、職員に対して、支援ツール開発に関する調査を行うための方法についても検討した。特に支援ツールの質問項目の作成については、知的障害のある人へのインタビューを継続的に実施して、質的研究法により考察する予定である。そのため、インタビュー手続き、記述・内容分析を行う手法・過程について整理を継続して行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [学会発表] エンパワメント実践におけるPerspectiveの検討-エコシステムと社会構成主義との比較から-2008

    • 著者名/発表者名
      西梅幸治
    • 学会等名
      第56回日本社会福祉学会
    • 発表場所
      岡山県立大学
    • 年月日
      2008-10-12
  • [図書] 太田義弘編著『ソーシャルワーク実践と支援科学-理論・方法・支援ツール・生活支援過程-』「過程展開へのコンピュータ支援」2009

    • 著者名/発表者名
      西梅幸治
    • 総ページ数
      270(74-87)
    • 出版者
      相川書房
  • [図書] 太田義弘編著『ソーシャルワーク実践と支援科学-理論・方法・支援ツール・生活支援過程-』「障害のある人をめぐる生活支援展開」2009

    • 著者名/発表者名
      西梅幸治
    • 総ページ数
      270(142-156)
    • 出版者
      相川書房

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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