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2008 年度 実績報告書

育児期家族における家計収入・管理に関する夫婦間相互調整の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19730408
研究機関鳥取大学

研究代表者

神谷 哲司  鳥取大学, 地域学部, 准教授 (60352548)

キーワード家計収入 / 家計管理 / 夫婦 / 性別役割分業 / ジェンダー / 結婚満足度 / 育児期 / コミュニケーション
研究概要

今年度の研究の目的と研究計画は, 1. 前年度に実施された予備調査のデータ分析と結果の取りまとめ, さらに, 2. 文献レヴューを踏まえた上で, 3. 本調査の研究計画の立案と実施の3点が挙げられていた。以下, 各々について成果を記述する。
1. すべてのデータを詳細に吟味・検討できたとはいえないものの, 本研究の核となる「家計収入・管理」に関する意識項目についての分析は進められた。その結果, 特に, 育児期家庭における家計収入・管理タイプとその意織との関連について検討した。その結果夫婦双方に収入がある家庭では, 家計管理のあり方は言行一致だが, 夫のみ収入の家庭ではズレが大きいこと歩示唆され, いわゆる専業主婦家庭における夫婦間の意識のズレが指摘された。これらの結果は, 平成21年3月の日本発達心理学会(@日本女子大学)で発表される予定である。また, 論文も現在執筆されているところである。
2. 関連文献は心理学, 社会学のみならず,家計経済学や家政学にまで広範に存在するため, 充分なレヴューは限られた時間内ではかなり困難であることが明らかとなった。しかしながら, キーとなる文献は収集されたと推察され, 最終年度のまとめにおいて活用されることが想定される。
3. 予備調査での示唆を踏まえ, さらに関連項目を増やし, 質問紙調査票を作成し調査を実施した。A県B町内にある保育所12園を介し, 未就学児童を持つ489家庭に配布され, 276部が回収された(回収率56.4%)。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 育児期夫婦における家計収入・管理の実態と意識2009

    • 著者名/発表者名
      神谷哲司
    • 学会等名
      日本発達心理学会
    • 発表場所
      日本女子大学
    • 年月日
      2009-03-25
  • [図書] 『日本の男性の心理学』(分担執筆)神谷哲司「育児する親」とジェンダー2008

    • 著者名/発表者名
      柏木恵子・高橋恵子(編)
    • 総ページ数
      185-190
    • 出版者
      有斐閣

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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