研究概要 |
本研究は(1)自然言語処理技術を用いて議論の質を定量的に分析する手法の開発,(2)対話的思考力を個人で訓練するためのプログラム開発,(3)本邦の大学生が典型的に不得意とする議論過程の特定及び教授学習モデルの提案を目的として行われた。研究の結果,(1)発言数が少なくても議論への貢献度を評価できる指標を開発した。また(2)「自己反駁法」を開発し,個人内の思考が深まっていく過程を定量化した。そして(3)「問題定義」「意見共有」「探索的検討」「批判的分析」「比較検討」「集約」から成る「問題解決型議論過程モデル」を構築した。
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