研究課題
若手研究(B)
術後肺癌患者の身体活動が心理的適応・QOLへ及ぼす影響の検討を行うため、14名を分析対象として各心理尺度と日常の身体活動量を3ヶ月間に計4回測定した。その結果、退院6週後には入院前の約7割まで身体活動量が回復することが示され、退院後の歩行数が多いほど、不安・抑うつ症状が少ないと報告された。問題解決療法の枠組みを参考とした心理学的な介入法の開発に向け、術後乳癌患者の心配事の評価を行った。112名を対象に心配評価尺度を実施した結果、患者の心配は大きく分けて「将来」「身体」「対人関係」に分けられ、心配事のアセスメントに用いるワークシートが開発された。
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