児童の不安症状に対する認知行動療法

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19730432
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 臨床心理学
• 研究機関: 宮崎大学
• 研究代表者: 石川 信一 宮崎大学, 教育文化学部, 講師 (90404392)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• キーワード: 認知行動療法 / 不安障害 / 児童

研究概要

本研究は,不安障害を示す児童に対する認知行動療法プログラムを開発し,その有効性を検討することを目的とした。本研究の成果は以下の通りである。第1に,8セッションから構成される認知行動療法プログラムが開発された。第2に,不安障害を示す児童を対象とした実践研究において,75%の児童が不安障害の診断から外れる等の成果が得られた。本研究によって,児童の不安障害に対する認知行動療法の有用性と有効性が示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Anxiety disorder symptoms in Japanese children and adolescents (2009)
  • 著者名/発表者名: Ishikawa, S., Sato, H., Sasagawa, S.
  • 雑誌名: Journal of Anxiety Disorders 23 ページ: 104-111
• [雑誌論文] 子どもの認知行動療法:思考を前向きに変える児童心理, 1月号, 46-51 石川信一2009子どもの認知行動療法 (2009)
  • 著者名/発表者名: 石川信一
  • 雑誌名: こころの科学 144 ページ: 2-7
• [雑誌論文] 児童の不安障害に対する (2009)
  • 著者名/発表者名: 石川信一
  • 雑誌名: 認知行動療法不安障害研究 1 ページ: 142-146
• [雑誌論文] 小児の不安障害精神科 (2009)
  • 著者名/発表者名: 石川信一
  • 雑誌名: 臨床サービス 9 ページ: 516-520
• [雑誌論文] 児童の不安障害に対する短期集団認知行動 (2008)
  • 著者名/発表者名: 石川信一・下津咲絵・佐藤容子
  • 雑誌名: 療法精神科治療学 23 ページ: 1481-1490
• [雑誌論文] Cognitive behavioural therapy for anxiety disorders in children and adolescents: A meta-analysis (2007)
  • 著者名/発表者名: Ishikawa, S., Okajima, I., Matsuoka, H., Sakano, Y.
  • 雑誌名: Child and Adolescent Mental Health 12 ページ: 164-172
• [学会発表] 不安を伴う不登校児童に対する認知行動療法の適用 (2010)
  • 著者名/発表者名: 石川信一・下津紗貴・下津咲絵・佐藤容子
  • 学会等名: 日本不安障害第2回学術大会
  • 発表場所: エルおおさか
  • 年月日: 20100300
• [学会発表] Cognitive Behavioral Therapy for Children with Anxiety Disorders (2009)
  • 著者名/発表者名: 石川信一
  • 学会等名: 日本不安障害学会創立記念総会および第1回学術大会
  • 発表場所: 早稲田大学国際会議場
  • 年月日: 20090300
• [学会発表] 児童の不安障害に対する認知行動療法プログラムの効果 (2008)
  • 著者名/発表者名: 石川信一・下津咲絵・佐藤容子
  • 学会等名: 日本行動療法学会第34回大会
  • 発表場所: 日本教育会館
  • 年月日: 20081100
• [学会発表] 児童の不安症状に対する認知行動療法の効果 (2007)
  • 著者名/発表者名: 石川信一・下津咲絵・佐藤容子
  • 学会等名: 日本認知療法学会第7回大会
  • 発表場所: 東邦大学
  • 年月日: 20071000
• [備考]
  • URL: http://www.miyazaki-u.ac.jp/~ishinn/ichagaHP.html