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2008 年度 実績報告書

小学校高学年における問題行動の発生・継続および集団化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19730452
研究機関静岡大学

研究代表者

加藤 弘通  静岡大学, 教育学部, 准教授 (20399231)

キーワード問題行動 / 小学生 / 学級崩壊
研究概要

本研究の目的は、小学校高学年に縦断的な調査を行うことによって、問題行動の発生・継続、および集団化の要因を特定することにあった。
2年間に渡る調査の概要と結果をまとめると以下のようになる。まず調査概要については、平成19年度に小学校5年生を対象に問題行動に関わる調査を行い、平成20年度に同一対象者(当時6年生)に同一調査を行い、問題行動の発生・継続、集団化の要因を探った。
その結果、小学校高学年における問題行動を引き起こす要因には男女差があること、具体的には、男子生徒の場合、学校へ適応状況が、そのまま学校における問題行動として表れるのに対し、女子生徒においては、家庭への適応状況が、学校における問題行動に影響していることが分かった。
このことは小学校高学年の問題行動については、その対象が男子であるか、女子であるかによって、注目すべき点や働きかける点が異なることを示しており、現場の実践に対しても重要な示唆をもつものと思われる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 小学校高学年における問題行動の実態と規定要因2009

    • 著者名/発表者名
      加藤弘通・大久保智生
    • 雑誌名

      静岡大学教育学部研究報告 59

      ページ: 153-163

    • 査読あり
  • [学会発表] 小学校高学年における問題行動および集団の荒れに関する基礎研究2008

    • 著者名/発表者名
      加藤弘通・大久保智生
    • 学会等名
      日本教育心理学会
    • 発表場所
      東京学芸大学
    • 年月日
      2008-10-11
  • [備考]

    • URL

      http://www.ipc.shizuoka.ac.jp/~ehkatou/research.html

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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