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2008 年度 実績報告書

眼球運動前後における視覚情報獲得の精神生理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19730472
研究機関関西学院大学

研究代表者

風井 浩志  関西学院大学, 理工学研究科, 専門技術員 (80388719)

キーワード視覚情報処理 / パタン知覚 / 眼球運動 / 誘発脳電位
研究概要

我々が外界の視覚情報を獲得する際には、ある視点から次の視点へと急速に移動する眼球運動(サッカード)が重要な役割を果たしている。本研究課題の目的は、サッカード終了直後の視覚情報獲得の特性を、精神生理学的に検討することである。本研究の特色の一つとして、脳電位(脳波)を指標とすることによって、行動指標(反応時間など)よりも早い段階での視覚情報処理の変化を計測することが挙げられる。今回の研究で用いる視覚刺激(パタン図形)としては、段階的に刺激特性を変化させることができる、その刺激によって惹起される脳電位が刺激特性に応じて変化する、という2つの要件を満たす必要がある。このような背景の上で、脳電位を惹起する視覚刺激の選定の一環として、線画顔パタン刺激によって惹起される脳電位が顔要素(目・口)の配置によってどのように変化するかを検討した。その結果、顔として認識し易い要素配置が存在することが示唆されたが、要素配置の変化によって脳電位が劇的に変化することはなかった。次いで、視覚刺激パタンとしてチェッカーボードパタンを用いて、パタンのコントラスト、チェックサイズ、パタン呈示のタイミングを変化させて脳電位とパタン検出反応時間を計測した。実験結果のひとつとして、パタン検出反応時間は眼球静止時(サッカード終了250ミリ秒後)に刺激呈示した方がサッカード終了直後に刺激呈示した場合よりも反応時間が短いのに対して、脳電位のピーク潜時はサッカード終了直後に刺激呈示した方が眼球静止時に刺激呈示した場合よりも潜時が短くなる場合があることが示された。この結果は、行動指標で計測できる段階よりも早期の段階では、サッカードによって促進される視覚情報処理が存在することを示唆する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] N170を指標とした線画顔刺激における倒立効果2008

    • 著者名/発表者名
      風井浩志・小西恭太・八木昭宏・片寄晴弘・永井聖剛
    • 学会等名
      日本心理学会第72回大会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      2008-09-20

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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