現場研究においては、アメリカにおける「デモクラティック・シティズンシップ」教育の実践例および新自由主義政策下での教育の現状について知ることで、理論研究の確かな基盤を得ることができた。 理論研究においては、フリードマンおよびヌスバウムにおいて、どのような社会が目指されているのかを「自由」「平等」概念の比較検討から明らかにした。またヌスバウムにおける「デモクラティック・シティズンシップ」像を明らかにするために重要な位置を占めると思われる論考の翻訳を行った。さらにはこれらの研究をペンシルバニア大学にて発表し、意見交換をすることができた。
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