• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

新自由主義的教育改革における教師の自由に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19730507
研究機関大阪国際大学

研究代表者

中村 浩子  大阪国際大学, 国際コミュニケーション学部, 講師 (00441113)

キーワード教育改革 / 新自由主義 / 教師の自由 / 比較教育学 / ニュージーランド / 教育政策 / 特色ある学校 / 学校経営
研究概要

平成20年度には、主に以下の4つの研究成果を得た。
1. 単著論文「学校選択の自由とオルタナティブ教育 : ニュージーランドの「特色ある学校」と「オルタナティブ教育プログラム」」『比較教育学研究』第37号、を6月に発表した。
2. 前年度にニュージーランドで実施した、学校管理職及び同職経験者調査の結果について分析を進め、学会発表「ニュージーランドにおけるNPM改革後の学校展開 : 学校長インタビュー調査にもとづく「成功する学校」モデルの抽出」(佛教大学)を8月に日本教育学会で行った。分析においては、新自由主義的もしくはNPMの改革において指示されている点、課題とされている点を整理すると時に、改革以降の学校経営及び学校自治における「成功モデル」抽出を試みた上で、日本への示唆を見いだした。
3. 同上調査の結果に加え、導入過程にあるナジョナル・カリキュラム及び近年導入された統一試験制度(NCEA)に関する文献調査を行い、学会発表「ニュージーランドにおけるNPM改革後の現状に対する学校長の認識」(東京外国語大学)を12月にオセアニア教育学会で行った。同発表では、新カリキュラムに関してはキー・コンピテンシー導入と中央集権的性格が、新試験制度においては多様化と細分化が焦点となっていることを見いだした。
4. 以上の成果と、成果発表を通じて浮き彫りになった更なる検討課題をふまえ、2月には対象学校タイプを増やしつつ、ニュージーランドで継続インタビュー調査を行った。また学校経営およびNCEAの専門家等への聞き取り調査も実施し、同国の新自由主義的改革と学校の自律的経営と教師の教育における自由との関係性について考察を深めた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 学校選択の自由とオルタナティブ教育--ニュージーランドの「特色ある学校」と「オルタナティブ教育プログラム」2008

    • 著者名/発表者名
      中村浩子
    • 雑誌名

      比較教育学研究 37

      ページ: 133-151

    • 査読あり
  • [学会発表] ニュージーランドにおけるNPM改革後の現状に対する学校長の認識2008

    • 著者名/発表者名
      中村浩子
    • 学会等名
      オセアニア教育学会
    • 発表場所
      東京外国語大学
    • 年月日
      2008-12-13
  • [学会発表] ニュージーランドにおけるNPM改革後の学校展開2008

    • 著者名/発表者名
      中村浩子
    • 学会等名
      日本教育学会
    • 発表場所
      佛教大学
    • 年月日
      2008-08-29

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi