• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

生徒指導研究における社会的構成論の可能性:社会学的知見の教育学上の再編へ向けて

研究課題

研究課題/領域番号 19730526
研究機関神奈川大学

研究代表者

間山 広朗  神奈川大学, 人間科学部, 助教 (50386489)

キーワード生徒指導 / 社会的構成論 / 社会学 / 教育学
研究概要

本研究の目的のうち、理論的検討課題としては、 (1) 社会的構成論の社会学上の研究目的と理論的諸問題の整理、および (2) 社会的構成論を教育 (社会) 学的に再編する際の理論的課題の定式化、の2点があげられる。具体的には、第1に本研究が依拠する社会的構成論の特質を整理しておくことを課題とし (上記 (1) ) 、第2に応用社会学であると同時に教育学の一領域でもある教育社会学が純粋科学としての研究成果に加えて教育領域に対する貢献を提出できるように実践の記述をデザインすることを課題としてきた。
このような課題設定のもと、本年度は「いじめ研究」をめぐる言説分析のあり方について編著論文を刊行するとともに、「いじめ」および「授業」という現象について、社会的構成論が果たす可能性に関する理論的定式化について神奈川大学人文学会にて報告を行った。また、社会学的知見を教育学的に再編するという試みを目指す本研究にとって、隣接領域である教育哲学が近年の「臨床」研究への潮流にどのように向き合うのかについて聞き取り調査を実施した。
次に、実証的課題については、本研究は、現場の教員が現実に生起する多様な生徒指導上の問題にどのような点で対応に苦慮しているのかを、学校的・教育的な規範のせめぎ合いの観点から描き出すことを目指している。そのため、小学校現職教員による実践報告を中心とした共同研究を重ね、最終年度報告書において社会的構成論の観点からの実践研究を提出する準備を重ねてきた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 社会的構成論の可能性 : いじめ研究と授業研究2008

    • 著者名/発表者名
      間山広朗
    • 学会等名
      神奈川大学人文学会
    • 発表場所
      神奈川大学17号館216教室
    • 年月日
      2008-05-21
  • [図書] 質的調査法を学ぶ人のために2008

    • 著者名/発表者名
      北澤毅
    • 総ページ数
      53-59, 179-199
    • 出版者
      世界思想社

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi