研究課題
若手研究(B)
本研究では、主に1次元のアーベル多様体である楕円曲線の場合について、ポリログやEisenstein類という数論幾何的な対象の研究、特にそのp進実現の具体的決定についての研究を行った。具体的な成果としては小林真一氏、辻雄氏との共同研究を通して、虚数乗法をもつ楕円曲線が素数p≧5で非特異な超特異還元を持つ場合に、楕円ポリログのp進実現を、フロベニウスが絶対フロベニウス写像の2乗の場合に具体的に決定した。また、G. Kings氏との共同研究を通して、p≧5が通常還元な素数の場合にmodular曲線上のEisenstein類のp進実現を具体的に決定した。
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RIMS Kokyuroku Bessatsu B4: Proceedings of the Symposium on Algebraic Number theory and Related Topics, eds. K. Hashimoto, Y. Nakajima and H. Tsunogai
ページ: 63-78
Oberwolfach Research Report, Report No.30
ページ: 1768-1770
http://www.math.keio.ac.jp/~bannai/