| 研究概要 |
当該年度は、BaloghのDowker spaceの構成法を研究し、Dowker spaceに関する未解決問題に取り組んだ。また、ladder systemの色づけを一意化する強制法と、研究代表者が導入した強制法に関するrectangle refining propertyの関係を調べ、Martin's Axiomのfragmentsに関する研究を行った。それにより完成させた論文"Uniformizing Ladder system colorings and the rectangle refining property"は、Proceedings of the American Mathematical Societyに掲載が決定された。
当該年度は、ウィーン(オーストリア)で二週間行われた集合論の国際会議ESI workshop on □large, cardinals and descriptive set theoryに招待され、講演を行った。そこで石宇哲也氏などと研究打ち合わせを行い、Suslin treesの積に関する研究を行った。それらの成果などを、2009年度日本数学会秋季総合分科会において発表した。
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