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ダスト(宇宙塵)の形成と星間空間での進化を詳細に考慮した銀河進化モデルを構築する過程で、銀河のダスト量を決定する一般的メカニズムを特定した。すなわち、超新星爆発衝撃波による破壊と、星間雲中での原子・分子吸着による成長のバランスで銀河のダスト量は決まり、恒星進化の末期に起こるダスト形成の効率には依存しない。また、星間雲中でのダスト成長が重要になるための、金属量の閾値を解析的に導出した(論文印刷中)。
また、国内のダスト研究者のネットワーク化を促進するため、今年度も「銀河のダスト」研究会を開催した。研究会の開催により、惑星科学分野や他の関連分野の研究者との連携も深めた。
さらに、ぎょしゃ座AB星周囲の原始惑星系円盤の構造に関する研究(論文出版済み)と、遠方銀河の電離光子放射に関する研究、遠方銀河に含まれる恒星種族の研究、および、遠方銀河の分布と宇宙再電離現象に関する研究も行なった(それぞれ論文出版済み)。
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