研究課題
若手研究(B)
近年、分子性導体は新たな強相関電子系研究の舞台として認識されている。特に、分子性導体において見いだされた磁場誘起超伝導は、伝導電子と局在スピンの間の反強磁性的交換相互作用の存在を強く示唆し、有機導体研究の新たな潮流となっている。本課題では、金属層と絶縁体層が交互積層した有機導体(Me-3,5-DIP)[Ni(dmit)_2]_2をとりあげ、局在的性格を持つπ電子と遍歴π電子の交換相互作用が極めて強いために、遍歴電子磁化率が低温で抑制されていることを発見した。
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Phys. Rev. B rapid comm. 77
ページ: 060403(R)
J. Phys. Soc. Jpn. 76
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