研究課題
若手研究(B)
遷移金属酸化物の絶縁体-金属転移は、新奇な物性を生み出す舞台としてそのメカニズムが注目される。本研究では、複素誘電率を用いてビスマス系酸化物の電気伝導性が発達する様子に知見を求めた。その結果、酸化物とコバルト酸化物の双方において、2次元面の電荷キャリアが、面間方向には誘電分極をもたらすことを明らかにした。この現象は異方的で段階的な伝導度の発達を意味している。一方で、層間の酸素などが伝導性や誘電性に影響をもたらすという事実も確認した。
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Physical Review B Vol.78
ページ: 073101-1-3
Journal of the Physical Society of Japan Vol.76
ページ: 044711-1-6
http://sc.phys.saga-u.ac.jp