研究課題
若手研究(B)
本研究は非ハミルトンダイナミクスにおける熱・統計力学諸概念の力学系からの理解とその応用を目的とする。具体的にはNose-Hoover法に代表されるような時間反転対称を保持し、かつ決定論的にカノニカル分布を導出するダイナミクスをランジュバン方程式などの確率過程と比較することで力学系の縮約という観点から平衡状態を研究する。さらにリュービル方程式の観点から検討することで、カノニカル分布を導出するダイナミクスの物理的な意味を調べる。このように非ハミルトンダイナミクスの指導原理を探ることでカノニカル分布におけるダイナミクスを理解し、新しい分子動力学法の提案、及び量子系への応用を目指す。
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