サブミクロンMeV重イオンの液体照射による二次粒子収量測定

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19740247
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 原子・分子・量子エレクトロニクス・プラズマ
• 研究機関: 奈良女子大学
• 研究代表者: 石井 邦和 奈良女子大学, 理学部, 助教 (00397837)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• キーワード: PIXE / ガラスキャピラリ / マイクロイオンビーム / 二次粒子収量

研究概要

イオンビーム照射による液体を含む様々な物質からの二次粒子収量測定を最終的な目的として研究を行った。まずキャピラリによるイオンビーム細径化を行うために引き出したイオンビームのサイズ分布を測定した。ガラスキャピラリーを用いた場合に引き出したイオンビームにハロー成分が含まれていたため、メタルキャピラリによるイオンビーム引き出し技術を開発した。またこのキャピラリを用いて大気圧物質分析技術の開発も行った。二次粒子収量測定に関してはこれからの課題となってしまったが、素性の良いイオンビーム引き出し技術を開発できたことに本研究の意義がある。

研究成果

• [学会発表] ガラスキャピラリを用いたイオンビーム物質分析法の開発III (2010)
  • 著者名/発表者名: 藤田奈津子、石井邦和、小川英巳
  • 学会等名: 日本物理学会第65回年次大会
  • 発表場所: 岡山大学
  • 年月日: 2010-03-20
• [学会発表] ガラスキャピラリを用いたイオンビーム物質分析法の開発 (2010)
  • 著者名/発表者名: 藤田奈津子、石井邦和、小川英巳
  • 学会等名: フォーラム21「イオンビームを用いた物理とその応用」研究会
  • 発表場所: 奈良女子大学
  • 年月日: 2010-01-09
• [学会発表] ガラスキャピラリを用いたイオンビーム物質分析法の開発II (2009)
  • 著者名/発表者名: 藤田奈津子、石井邦和、小川英巳
  • 学会等名: 日本物理学会2009年秋季大会
  • 発表場所: 熊本大学
  • 年月日: 2009-09-26
• [学会発表] ガラスキャピラリを用いたイオンビーム物質分析法の開発 (2009)
  • 著者名/発表者名: 藤田奈津子、石井邦和、小川英巳
  • 学会等名: 原子衝突研究協会第34回年会
  • 発表場所: 首都大学東京
  • 年月日: 2009-08-30
• [学会発表] ガラスキャピラリを用いたpixe分析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 藤田奈津子、石井邦和、小川英巳
  • 学会等名: 原子衝突研究協会第33回年会
  • 発表場所: 北海道大学
  • 年月日: 2009-08-05
• [学会発表] Development of In- Air- RBS Method with Tapered Glass Capillary (2009)
  • 著者名/発表者名: N. Fujita, K. Ishii, H. Ogawa
  • 学会等名: XXVI International Conference on Photonic, Electronic, and Atomic Collisions
  • 発表場所: Karamazooアメリカ
  • 年月日: 2009-07-22
• [学会発表] ガラスキャピラリを用いたイオンビーム物質分析法の開発 (2009)
  • 著者名/発表者名: 藤田奈津子、石井邦和、小川英巳
  • 学会等名: 日本物理学会第64回年次大会
  • 発表場所: 立教大学
  • 年月日: 2009-03-28
• [学会発表] ガラスキャピラリーを用いたMeV重イオンによる大気圧中物質分析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 石井邦和、藤田奈津子、小川英巳
  • 学会等名: マイクロビームアナリシス第141委員会第134回研究会
  • 発表場所: 奈良女子大学
  • 年月日: 2008-12-03
• [学会発表] Progress report of material analysis with glass capillary in Nara Women's University (2008)
  • 著者名/発表者名: K. Ishii, N. Fujita, H. Ogawa
  • 学会等名: Workshop on Interaction of ions with insulators (Wiii08)
  • 発表場所: 飯山日本
  • 年月日: 2008-09-09
• [学会発表] 奈良女子大学におけるガラスキャピラリを用いたPIXE分析の現状 (2008)
  • 著者名/発表者名: 石井邦和, 楠井愛, 藤田奈津子, 松井千恵, 小川英巳, 坂本直樹
  • 学会等名: 日本物理学会第63回年次大会
  • 発表場所: 近畿大学
  • 年月日: 2008-03-23
• [備考]
  • URL: http://www.phys.nara-wu.ac.jp/~radphys/index-j.html