研究課題
若手研究(B)
液体が凝固点以下の過冷却状態でもアモルファス構造が保持されるガラス転移の動的性質について、統計力学理論における液体論の知見を応用し密度揺らぎの多体相関関数による解析を提案した。この解析手法を用いて過冷却液体において特徴的な遅い緩和現象で発生する様々な密度揺らぎを解析し通常の2体相関では捉えることのできない情報を得ることができた。また通常のバルクな過冷却液体だけでなく非一様な拘束された系や非平衡状態である剪断流下にあるガラス状態に適用し、さらには多時間相関関数への拡張を新たに提案した。
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Physical Review Letters 102
ページ: 016001