南極昭和基地にインフラサウンドセンサー(微差圧計)およびセンサーハウジング、機械式ローパスフィルター、ロガーからなるインフラサウンド計測システムを設置し、南極という極限環境下、特に冬期の極低温・ブリザード環境下での計測システムの耐候性能を確認した。また、昭和基地近傍におけるインフラサウンド帯域での微気圧変動の定常的なモニタリングを行っている。これまでに、氷震・氷床滑り・海洋振動等によると思われるインフラサウンドの検出に成功した。さらに、これまで知られていなかった非常に長期間にわたって連続的に励起されるトーン構造をもったインフラサウンドを検出した。
|