研究課題
若手研究(B)
衝突脱ガス現象は大気の形成やその後の表層環境の進化に大きな影響を与えたと考えられている。我々は、レーザー銃あるいは新型ガス回収試料チェンバーを用い、衝突脱ガス実験の新しい手法を開発した。炭酸塩岩、硫酸塩岩へ適用した結果、多くの先行研究よりも弱い衝撃波で衝突脱ガスが開始することがわかった。これは、比較的低い衝撃圧の条件では圧力解放過程での脱ガス反応が重要であること、天然の衝突でも衝撃圧縮された後圧力が低圧まで開放される領域ではこれまで考えられてきたよりも衝突脱ガスが起こりやすいことを示唆する。
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日本惑星科学会誌遊星人
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COE-21 International Symposium 3
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Geophysical Research Letters 35
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