• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

複雑な振動流下における三次元ウェーブリップルの自己組織化に関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19740309
研究機関筑波大学

研究代表者

関口 智寛  筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 講師 (90400647)

キーワード自己組鐡化 / 浅海環境 / 水理実験 / ベットフォーム
研究概要

斜め重複波下で形成されるベッドフォームについて重点を置き, 二方向振動板実験をおこなった.実験では, 砂床上の水深20cmの条件下で平滑な砂床(粒径0.2mm, 厚さ2cm)を振動させ, リップルを発達させた. 二方向の振動の位相差をπ/2で一定, 両者の周期を1.0-2.5sで等しくし, 各振動の全振幅を0-12cmの範囲で組み合わせることで, 短径/長径比が異なる楕円運動を発生させた. 実験の結果, リップルの三次元性は楕円運動の短径/長径比に依存し, 2/5以下で二次元リップル, 3/5以上でinterference rippleが形成されることが明らかになった. また, 円運動により形成されるinterference rippleのサイズを解析したところ, 円軌道の直径とリップルサイズには, 単純な比例関係は成り立たないことを明らかにした.
貧砂状況における実験では, 円運動下で必ずしも三次元リップルが形成されないことが明らかになった. この場合, リップルフィールドは, 波峰線のオリエンテーションが異なる, いくつかの領域に区分される. 各領域の波峰線オリエンテーションは, 振動板縁辺の影響を受ける傾向が見られた. 平成19年度に開発した二方向振動板装置について, 装置の概要を筑波大学陸域環境研究センター報告で公表した.また, 二次元振動運動下で形成されるベッドフォームとの比較を目的に, 一次元振動流下におけるリップル変形実験, 複合流実験をおこなった. その成果の一部を国際学会で公表し, 論文として投稿した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 二方向振動板装置の開発2008

    • 著者名/発表者名
      関口智寛
    • 雑誌名

      筑波大学陸域環境研究センター報告 9

      ページ: 25-28

    • 査読あり
  • [学会発表] Effect of wave period on combined-flow bedforms : a flume experiment2008

    • 著者名/発表者名
      T. Sekiguchi
    • 学会等名
      Marine Sandwave and River Dune Dynamics III
    • 発表場所
      University of Leeds
    • 年月日
      2008-04-01

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi