研究課題
若手研究(B)
光増感性ルテニウムポリピリジルユニットを有する遷移金属錯体を合成し、その触媒活性を調査した。触媒設計について、光増感ユニットおよび架橋配位子上の置換基効果を系統的に調査した結果、ビピリジル配位子上に電子供与性基、架橋配位子上には電子吸引性基を導入すると、スチレン類の光二量化反応の速度が劇的に向上することを見出した。このような置換基の組み合わせにより、ビピリジル配位子の性質を帯びたLUMO+1およびビピリミジン配位子の性質を帯びたLUMO間のエネルギー差が拡大することによりMLCT遷移が反応中心が配位したビピリミジン上へ優先的に遷移することに由来する。
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In revision, manuscript No.CL-100440
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