研究課題
若手研究(B)
一般的に、プロキラルな基質は、キラル触媒によって生じるジアステレオ的関係にある二つの触媒サイクルを介して、鏡像的関係にある主生成物と副生成物へと変換される。主副生成物比をアレニウスの式を用いて二つの遷移状態間の自由エネルギー差に関連つけ、単一の反応機構が働くという大前提のもとに、鏡像面選択性が議論される傾向にある。副鏡像異性体の起源が確認されたことはない。本研究では、副生成物が主生成物とは異なった経路から生成している不斉触媒反応の存在を実験的にはじめて証明した。
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