含硫黄オリゴフェノール類縁体の分子認識に基づく酵素モデルの構築と機能開発

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19750104
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 機能物質化学
• 研究機関: 山形大学
• 研究代表者: 片桐 洋史 山形大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (40447206)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2010
• キーワード: 分子認識 / 酵素モデル

研究概要

本研究では,硫黄原子の特徴を活用してフレキシブルな芳香族オリゴマー類の構造を制御することに成功した。特にアミノ基とスルホニル基間の水素結合を用いた場合に効果的な分子内電荷移動が達成され,新規な蛍光色素の基本骨格としての有用性を見いだした。

研究成果

• [雑誌論文] A pair of diastereomeric 1:2 salts of (R)-and (S)-2-methylpiperazine with (2S,3S)-tartaric acid. (2010)
  • 著者名/発表者名: Katagiri, H., Morimoto, M., Sakai, K.
  • 雑誌名: Acta Crystallographica, Section C : Crystal Structure Communications C66 ページ: o20-o24
  • 査読あり
• [雑誌論文] A pair of dissastereomeric 1:1 salts of (S)- and (R)-2-methylpiperazine with (2S,3S)-tartaric acid. (2009)
  • 著者名/発表者名: Katagiri, H., Morimoto, M., Sakai, K.
  • 雑誌名: Acta Crystallographica, Section C : Crystal Structure Communications C65 ページ: o357-o360
  • 査読あり
• [学会発表] ペプチド類似の水素結合を形成するビス(アリールスルホニル)アニリン類縁体の合成と蛍光特性 (2011)
  • 著者名/発表者名: 別部輝生, 松田将太, 片桐洋史, 大場好弘
  • 学会等名: 日本化学会第91春期年会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2011-03-26
• [学会発表] ビス(アリールスルホニル)アニリン骨格を有する新規Push-Pull型化合物の創製と蛍光特性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 別部輝生, 小林久美, 片桐洋史, 大場好弘
  • 学会等名: 平成22年度化学系学協会東北大会
  • 発表場所: 盛岡
  • 年月日: 2010-09-25
• [学会発表] 硫黄原子を含む非対称型縮環化合物の合成と特性評価 (2010)
  • 著者名/発表者名: 片桐洋史
  • 学会等名: 平成22年度化学系学協会東北大会
  • 発表場所: 盛岡
  • 年月日: 2010-09-25
• [学会発表] Synthesis of asymmetric fluoro-functionalized acenes containing sulphur (2010)
  • 著者名/発表者名: Yamamoto, K., Hashigaya, H., Katagiri H., Ohba Y.
  • 学会等名: The 18^<th> International Conference on Organic Synthesis
  • 発表場所: Norway
  • 年月日: 2010-08-05
• [学会発表] 硫黄原子を含む非対称型フッ素化アセン類の合成 (2010)
  • 著者名/発表者名: 山本和弘, 橋ヶ谷浩史, 片桐洋史, 大場好弘
  • 学会等名: 日本化学会第90春期年会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2010-03-26
• [学会発表] Synthesis of Phenol- and Aniline-Based Oligomers as a Flexible Scaffold for Biomimetic Architectures (2009)
  • 著者名/発表者名: Katagiri, H.
  • 学会等名: The Sixth International Conference on Materials Engineering for Resources
  • 発表場所: 秋田
  • 年月日: 2009-10-22
• [学会発表] 硫黄原子を含む非対称型フッ素化アセン類の合成 (2009)
  • 著者名/発表者名: 山本和弘, 片桐洋史, 大場好弘
  • 学会等名: 平成21年度化学系学協会東北大会
  • 発表場所: 郡山
  • 年月日: 2009-09-20
• [学会発表] スルホキシド架橋型アニリンオリゴマーの合成と構造制御 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小林久美, 山本和弘, 片桐洋史, 大場好弘
  • 学会等名: 日本化学会第89春期年会
  • 発表場所: 千葉
  • 年月日: 2009-03-29
• [学会発表] 光学活性イミダゾリウムオリゴマーの合成 (2009)
  • 著者名/発表者名: 松本公貴, 片桐洋史, 大場好弘
  • 学会等名: 日本化学会第89春期年会
  • 発表場所: 千葉
  • 年月日: 2009-03-29
• [学会発表] ナフト[2,3-b:7,6-b']ビスベンゾ[b]チオフェンの合成と構造・物性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 山本和弘, 片桐洋史, 大場好弘
  • 学会等名: 日本化学会第89春期年会
  • 発表場所: 千葉
  • 年月日: 2009-03-27
• [学会発表] スルホキシド架橋型アニリンオリゴマーの合成と構造制御 (2008)
  • 著者名/発表者名: 小林久美, 片桐洋史, 大場好弘
  • 学会等名: 平成20年度化学系学協会東北大会
  • 発表場所: 八戸
  • 年月日: 2008-10-13
• [学会発表] 非対称型縮環化合物の合成と有機トランジスタへの応用 (2008)
  • 著者名/発表者名: 山本和弘, 平船博紀, 片桐洋史, 大場好弘
  • 学会等名: 平成20年度化学系学協会東北大会
  • 発表場所: 八戸
  • 年月日: 2008-10-13
• [学会発表] イミダゾリウムオリゴマーの合成 (2008)
  • 著者名/発表者名: 松本公貴, 片桐洋史, 大場好弘
  • 学会等名: 平成20年度化学系学協会東北大会
  • 発表場所: 八戸
  • 年月日: 2008-10-12
• [備考] 研究室ホームページ
  • URL: http://bio.yz.yamagata-u.ac.jp/L_katagiri.html
• [産業財産権] 有機半導体材料 (2011)
  • 発明者名: 宮田雅彦, 山田富生, 片桐洋史, 山本和弘, 橋ヶ谷浩史
  • 権利者名: 山形大学,東海理化電機製作所
  • 産業財産権番号: 特願,2011-31156
  • 出願年月日: 2011-02-16