安定なヘリックス構造を構築する手法を用いて、三種類の機能性ペプチドを開発した。 (1)外部刺激応答性分子を骨格とするクロスリンク剤で架橋したペプチド (2)末端にチオール残基を有するクロスリンク剤で架橋したペプチド (3)アミノ末端側を蛍光色素でラベル化した架橋ペプチド (1)においては、フェロセンを骨格とするクロスリンク剤によるヘリックス構造の制御に成功した。(2)・(3)においては、DNAと相互作用するタンパクのα-ヘリックス領域をもとにこれら架橋ペプチドを合成し、DNAとの相互作用を評価した。
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