研究課題
若手研究(B)
多自由度ハミルトン系は長時間経過の後に熱平衡状態へと緩和する。しかし長距離相互作用を持つ系の場合は、準定常状態と呼ばれる状態に長時間トラップされるため、観測にかかる時間スケールでは熱平衡状態ではなく準定常状態であることがしばしばある。準定常状態は初期状態の取り方に依存するため、与えられた初期状態に対してどのような準定常状態が実現するか、また準定常状態の安定性や準定常状態からの摂動の時間発展が問題となる。本研究では、非平衡統計力学や運動論を用いてこれらの問題の解決を目指す。
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Phys. Lett. A 373
ページ: 4239-4245
Phys. Rev. E 79
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