部分予蒸発液滴の燃焼過程において発現するTriple Flame状の火炎構造の基礎特性を明らかにするため、3秒級落下塔を利用した微小重力実験と非定常数値解析による研究を行った。数値解析の結果、予蒸発の進行に伴いTriple Flame状の火炎構造が顕著になること、弓形の予混合火炎部と後方の拡散火炎部が交差する点の液滴からの距離(Stand-offdistance)が長くなることが分かった。また、落下塔実験用の実験装置を設計・製作し、微小重力実験を行った。実験結果によれば、予蒸発に伴うTriple Flame状火炎構造の変化について、数値解析と定性的に一致する結果を得た。
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