研究概要 |
真空環境や宇宙で使用される絶縁材料について、真空中において表面または内部に流れる暗電流を測定し、体積抵抗率および表面抵抗率を求めた。特に特殊極限環境として、宇宙環境を模擬した紫外線や電子線が照射されたポリイミドフィルム,反射防止膜付ガラスについて調査した。その結果、3年間を宇宙環境で飛翔したと同等量の紫外線または電子線が照射された試料においても、表面及び体積抵抗率に変化は見られないことが明らかになった。ポリイミドフィルムは,紫外線照射により表面の化学構造が変化する可能性が高いことがわかった。
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