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2008 年度 実績報告書

パルス回転電磁界を用いた広帯域放射イミュニティ試験方式の開発とその評価

研究課題

研究課題/領域番号 19760200
研究機関東海大学

研究代表者

村野 公俊  東海大学, 工学部, 准教授 (60366078)

キーワードイミュニティ試験 / 回転電磁界 / RFパルス / 環境電磁工学 / EMC測定
研究概要

本研究において新たに提案するRFパルス回転電磁界型放射イミュニティ試験方式の有効性を実証するために, 昨年度設計・試作した装置を用いて発生させたRFパルス回転電磁界の基本特性を明らかにすると共に, RFパルス回転電磁界の持つ広帯域性を利用した感受性測定実験を実施した. 従来の回転電磁界(無変調)がその基本周波数成分のみを有するのに対し, RFパルス回転電磁界は広帯域なスペクトルを有し, RFパルスのパルス繰返し周期やパルス幅によってそのスペクトルを任意に制御することができる. このような電磁界を電子機器・電子デバイス等のイミュニティ試験/感受性測定における印加電磁界として適用することにより, 短時間で容易に詳細な被測定機器(EUT)のイミュニティ特性/感受性が得られるといった従来の回転電磁界型放射イミュニティ試験の利点に加え, 狭帯域な感受性を有するEUTであっても, イミュニティの弱点を見逃すことなく特定することが可能になると考えられる.
実証実験では, 狭帯域な受信特性を有するEUT(狭帯域EUT)を用意し, 6面電波無響室において発生させたRFパルス回転電磁界を狭帯域EUTに印加し感受性測定を実施した. その感受性測定結果と, 従来の無変調回転電磁界を用いた場合を比較した結果, RFパルス回転電磁界を用いた場合は, あらかじめ感受性が高くなる周波数(イミュニティが低下する周波数)が不明な場合であっても感受性を測定することができる(イミュニティの弱点を特定することができる)ことが明らかになった.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] RFパルス回転電磁界を用いた感受性測定2009

    • 著者名/発表者名
      村野公俊
    • 雑誌名

      2009年電子情報通信学会総合大会論文集通信講演論文集1 B-4-38

      ページ: 381

  • [雑誌論文] New radiated RF immunity/susceptibility test method using RF-pulsed rotatine-EM field2008

    • 著者名/発表者名
      Kimitoshi Murano
    • 雑誌名

      Proceedings of 2008 IEEE International Symposium on Electromagnetic Compatibility Vol.1

      ページ: 79-83

    • 査読あり
  • [学会発表] RFパルス回転電磁界を用いた感受性測定2009

    • 著者名/発表者名
      村野公俊
    • 学会等名
      2009年電子情報通信学会総合大会
    • 発表場所
      愛媛大学(愛媛県松山市)
    • 年月日
      2009-03-19
  • [学会発表] New radiated RF immunity/susceptibility test method using RF-pulsed rotating-EM field2008

    • 著者名/発表者名
      Kimitoshi Murano
    • 学会等名
      2008 IEEE International Symposium on Electromagnetic Compatibility
    • 発表場所
      Cobo conference center, Detroit, Michigan, U.S.A.
    • 年月日
      2008-08-19

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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