環境に配慮した液晶テレビの画像適応調光方式を用いた高画質・省エネルギー化

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19760232
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 電子デバイス・電子機器
• 研究機関: 電気通信大学
• 研究代表者: 志賀 智一 電気通信大学, 電気通信学部, 准教授 (10313412)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: 表示 / 液晶ディスプレイ / 省エネルギー

研究概要

環境に優しいLED バックライトを用いた液晶テレビに対し、画像適応調光方式を適用すべく調光パラメータの最適化を図った。一般的なテレビ映像に対しては、調光段階数を5、領域を16×12 分割、発光分布の広がりを領域分割幅程度とすれば、従来方式の約半分の電力にできる可能性があることがわかった。また提案方式を応用したカラーブレイクアップの低減方法や、低輝度階調特性の向上など高画質化技術を提案し、その効果を確かめた。

研究成果

• [雑誌論文] Power savings and enhancement of gray-scale capability of LCD TVs with an adaptive dimming techniques (2007)
  • 著者名/発表者名: T. Shiga, S. Shimizukawa, S. Mikoshiba
  • 雑誌名: J. SID vol 16 ページ: pp. 311-316
  • 査読あり
• [学会発表] Adaptive Dimming 方式による液晶テレビの低電力・高画質化 (2009)
  • 著者名/発表者名: 志賀智一
  • 学会等名: 電子情報通信学会2008 年度総合大会
  • 発表場所: 愛媛
  • 年月日: 2009-03-18
• [学会発表] Power Reduction of LCTVs with an Adaptive Dimming Technique for Standard TV Programs (2008)
  • 著者名/発表者名: T. Shiga
  • 学会等名: 15th International Display Workshops
  • 発表場所: Niigata, Japan
  • 年月日: 2008-12-04
• [学会発表] アダプティブディミング方式を用いたLCD の階調特性改善 (2008)
  • 著者名/発表者名: 榊原和真、下田怜、志賀智一
  • 学会等名: 電子情報通信学会ディスプレイ研究会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2008-10-05
• [学会発表] Overlapped RGB Emissions for Reducing Color Breakup and Motion Blur of Field Sequential Color LCDs (2007)
  • 著者名/発表者名: S. Shimizukawa, T. Shiga, S. Mikoshiba
  • 学会等名: 14th International Display Workshops
  • 発表場所: Sapporo, Japan
  • 年月日: 2007-12-08
• [産業財産権] 画像表示の信号処理方法及び画像表示 (2007)
  • 発明者名: 志賀、清水川、御子柴
  • 権利者名: 電気通信大学
  • 産業財産権番号: 特願2007-311200
  • 出願年月日: 2007-11-30