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本研究は、災害時に被災者が構築可能な自律的なネットワークの構成について検討し、その性能評価法及び性能改善法を調査・検討することを目的している。平成19年度の結果より、個人がもつ加速度センサでも限定された震度情報は取得可能であることが判明している。そこで、平成20年度はその震度情報を共有するためのネットワーク構築法について調査検討を行った。平常時とは異なり、災害時には明るい光は被災者に安心感を得ることがあると言われている。そこで、本研究では光無線通信に着目し、データ配信するための通信方式を提案し、光無線通信で用いられている従来法よりも効率的な情報伝達が可能となることを明らかにした。これらの結果から、提案したネットワークや通信方式は非常時だけでなく平常時にも自律的なネットワークの構成を実現するための機能として役立てるものと考えられる。
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