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2007 年度 実績報告書

地球周辺電子密度の大規模データベースを利用した衛星測距誤差の補正に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19760275
研究機関金沢大学

研究代表者

後藤 由貴  金沢大学, 自然科学研究科, 助教 (30361976)

キーワード宇宙空間 / 衛星測位 / プラズマ圏
研究概要

平成19年度は、衛星測距誤差の補正のための地球周辺電子密度構造のデータベースの構築を目指して、「あけぼの衛星」の超長波電磁波データから推定した長期間におよぶ電子密度分布と、現時点で最も信頼性の高い密度分布モデルのひとつであるGCPM(Global Core Plasma Model)との整合性を検討してきた。「あけぼの」から得られたグローバルな電子密度分布のスナップショットは観測時間や衛星軌道の制約のため得られる分布が時間的・空間的に不完全であり、単独ではモデルを構築できないという問題があった。これに対しGCPMを利用することで、電子密度分布を決定する各種パラメータに関して、実観測データをフィードバックすることができるようになり、時間的・空間的に連続的な分布を得られるようになった。現在、さらなる補間精度の向上を目指して「データ同化」のアルゴリズムの導入を検討している。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] かぐや衛星搭載波形捕捉器における高効率波形データ取得法2008

    • 著者名/発表者名
      後藤由貴、笠原禎也、橋本弘蔵
    • 雑誌名

      電子情報通信学会論文誌B J91-B,5

      ページ: 617-625

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Plasma wave observation using waveform capture in the Lunar Radar Sounder on board the SELENE spacecraft2008

    • 著者名/発表者名
      Y. Kasahara, Y. Goto, K.Hashi moto, 他
    • 雑誌名

      Earth, Planets and Space 60,4

      ページ: 341-351

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 月周回軌道における波動の観測シミュレーショシ2008

    • 著者名/発表者名
      後藤由貴、笠原禎也
    • 雑誌名

      KDK Research Report 2007 1

      ページ: 27-28

  • [学会発表] Long-term Average Spectral and Spatial Distributions of Plasmaspheric Hiss Observed by the Akebono and IMAGE Satellites2008

    • 著者名/発表者名
      Y. Goto, S.F. Fung, Y. Kasahara
    • 学会等名
      American Geophysical Union Fall Meeting
    • 発表場所
      米国サンフランシスコ・モスコーンセンター
    • 年月日
      2008-12-10

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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