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2007 年度 実績報告書

惑星探査機/衛星搭載用合成開口レーダにおけるリアルタイム機上画像生成処理の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19760283
研究機関独立行政法人宇宙航空研究開発機構

研究代表者

福田 盛介  宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部, 助教 (50332151)

キーワード合成開口レーダ / リモートセンシング / 惑星探査
研究概要

合成開口レーダ(SAR)を光学観測に不向きな大気を有する天体や惑星の永久日陰表面の観測など,将来の各種惑星探査ミッションに適用するため,広帯域通信を前提として地上で画像合成を行う従来の地球観測用システムとは一線を画したブレークスルーとして,探査機上におけるリアルタイムSAR画像生成処理の研究を行っており,探査機上処理に適したSAR画像生成アルゴリズム,及びこれを実現するための搭載計算機の構成を検討している。今年度は,実システムの試作に入る前段階として,探査機搭載計算機のリソースを鑑みたアルゴリズムの簡略化,あるいは並列化について検討作業を行い,試作に必要な環境を本経費により整備した。また,合成開口処理において受信信号との相関をとるアジマス方向の参照関数は探査機の軌道情報により導出されるが,探査機上における各種センサによって推定される軌道データの誤差の影響を吸収しつつ,かつ既設ターゲットに依存しないフィードバック処理的な自動合焦手法の研究に着手した。これは,具体的には,一様な対象表面を撮する際のSAR画像の空間的揺らぎの統計に依拠するものである。この着想について,コンピュータ上のシミュレーションで検証を進めるとともに,さらに,これら統計的特徴量から未知惑星表面に関する物理量を推定する方法について研究を行い,グランドデータの存在する地球観測データ(航空機SAR画像)を用いて,その効果を確認した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Decomposition-based analysis of highly textured forest images acquired by airborne polarimetric SAR2008

    • 著者名/発表者名
      S. Fukuda
    • 学会等名
      Progress in Electromagnetics Research Symposium (PIERS 2008)
    • 発表場所
      杭州(中国)
    • 年月日
      2008-03-27
  • [学会発表] 粗密構造を有する森林を撮した航空機搭:載LバンドPOLSARデータの非ガウシアン性2008

    • 著者名/発表者名
      福田 盛介
    • 学会等名
      電子情報通信学会総合大会
    • 発表場所
      北九州学術研究都市(北九州)
    • 年月日
      2008-03-18

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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