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2007 年度 実績報告書

伸張型LMIの冗長なディスクリプタアプローチによる解釈と時変制御への応用

研究課題

研究課題/領域番号 19760293
研究機関舞鶴工業高等専門学校

研究代表者

川田 昌克  舞鶴工業高等専門学校, 電子制御工学科, 准教授 (90311042)

キーワードディスクリプタ表現 / 伸張型LMI / 時変制御 / 多目的制御 / 劣駆動ロボット
研究概要

不確かさを有する線形システムに対する様々な解析・設計問題におけるパラメータ依存LMIの数値的な取り扱いを容易にする方法として,拡張型LMIアプローチがある.また,ポリトープ型の不確かさに対するロバストH-infinity性能解析において,高次の多項式型パラメータ依存リアプノブ関数を構成することも可能である.一方,システムの表現を拡大し,結果的にLMIを拡大する手法として,冗長なディスクリプタアプローチが知られている.従来,H-infinity性能解析においては,冗長なディスクリプタ表現の直達項に何らかの仮定を設ける必要があったが,最近,新しい補助変数を導入することによって,この制約を取り除くことが可能であることが筆者らにより明らかにされている.
これら2つのアプローチは,LMIを拡大しているという点で類似の手法である.本研究では,高次の多項式型パラメータ依存リアプノブ関数に基づくロバストH-infinity性能解析に関し,本研究申請者らが提案する新しい冗長なディスクリプタアプローチの結果を利用することによって,既存の拡張型LMIアプローチの結果を導出可能であることを明らかにした.さらに,求解のための計算時間の観点から,導入する補助変数を減らすことについても検討した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 冗長なディスクリプタアプローチによるロバストH∞性能解析のための拡張型LMI条件の導出2008

    • 著者名/発表者名
      川田 昌克
    • 雑誌名

      計測自動制御学会論文集 44

      ページ: 147/155

    • 査読あり
  • [学会発表] 伸張型LMIに基づくアクロボットのゲインスケジューリング制御系設計2007

    • 著者名/発表者名
      川田 昌克
    • 学会等名
      第36回制御理論シンポジウム(計測自動制御学会主催)
    • 発表場所
      ライフォート札幌
    • 年月日
      2007-09-07

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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