研究概要 |
平成21年度は研究期間の最終年度でもあったので,これまでに得られた成果の公表を第1の目標としていた.この点に関しては,国際会議で3回,国内学会で2回の口頭発表を行うことができた.また,現在,学術論文誌への投稿準備を進めているところである。その他の計画としては,計算機環境の保守,他の制御問題への拡張,アルゴリズムの収束性に関する考察があった.計算機環境の保守については,数値計算ソフトウエアの更新を行った.他の制御問題の拡張については,ロバストD安定制御系設計法への拡張を考え,学会発表まで行うことができている.アルゴリズムの収束性については,提案手法に含まれている自由パラメータを適切に設定すれば,多くの数値例題でアルゴリズムが収束することは分かっているが,具体的な条件などについては,検討を続けている段階である.
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